−ツーリング・ミーティング開催ガイダンス−
 S-ForceはCBというバイクを繋がりにして集うクラブです。クラブ活動はネットを通じての情報交換やコミュニケーションの他に、バイクで走ってどこかに行く、またはどこかに集まって走る事も多くなります。ツーリングやミーティングなどのイベント開催は、支部や分科会主催の場合を除いて、誰がどうやって開催するのかというのは決まっていません。ツーリングやりたいなぁ〜と思った方が開催するのが基本になっています。

でも…
「どうやって告知すれば良いかわからな〜い」
「ツーリング主催なんて…上手く先導出来るか自信が無い…」
「参加したいんだけど、集団走行は初めてでヘタクソだし、付いて行けるかどうか」

という方も多いはず。

そんなあなたの為にお送りするイベント主催&参加ガイダンス!

【1】集団走行時のガイダンス
【2】フリー走行時の注意事項
【3】集合時の注意事項
【4】緊急時(転倒・事故・故障)の対応



【1】集団走行時のガイダンス
事故を未然に防ぐ為に、先導される方は以下の事を留意して下さい。
また、参加される方もこれらの事項を理解しておいて、先導しやすくしてあげましょう。
【1.千鳥走行】
集団走行時の基本中の大基本ですね。前のバイクの斜め後ろを走って、全体の長さを短くする走り方です。
一列になって走ってしまうと…
非常に列が長くなって、信号で分断される可能性も高く、一般の車への迷惑にもなります。そこで、
こうやって走ると全長が短くなって先導者も走行者も走りやすくなります。 斜め前の車両のミラーに、その人のヘルメットが写るように走るとベストですね。 千鳥が乱れた時は前後では無く、左右に移動して整えましょう。 峠道など、アウトインアウトで走る場合はこの限りでは無いと思います。
【2.集団が分かれた場合の合流】
 信号待ちや車の割りこみで集団が分かれる事が有ります。そういう時には無理せずに、安全な方法で合流しましょう。

1)信号で分かれた時
先導者は交差点から充分距離を取った所で先頭集団を左に寄せ、後続を待ちます。 交差道路の信号が赤になり、最後の車両が通過したらその後ろに付くように、 安全を良く確認した上で発進し、青信号で走り出した後続と合流します。 後続が着いてからの発進は交通の流れを遮り、一般車両への迷惑となるので避けましょう。 待機・合流を行わないと、後続が無理な追い越しや速度違反をしてしまう原因になります。

2)車の割りこみで分かれた時
集団で列を成しているバイクの間には、車は割り込みにくいものです。 右左折などで割り込もうとする車を妨害したりせずに、間に入れてあげましょう。 この場合、前後の距離はそんなに広がらないでしょうから、そのまま一緒に走り、 信号待ちで止まった所を安全にすり抜けて、合流しましょう。 ただし、イエローラインを越えたり、車の前を横切る行為はNGです! 歩道走行などはもっての外です!

【3.運転未熟者への配慮】
 参加者の中には運転が未熟な方もいらっしゃいます。
運転未熟者は、みんなのペースに付いて行こうとするあまり、 自分の限界をオーバーして事故を起こしてしまう可能性が大きいです。 集団走行時は、未熟者に「自分もペースを上げないと」と思わせない事が重要です。 その為に、次のような配慮を行うと良いと思います。

1)付いていけないと思ったら絶対に無理して追い掛けない、先行者は引き離さない。
2)先導者の次に未熟者を走らせて、ペース調整をする。
3)片側二車線でない限り追越をしない。二車線の場合でも充分余裕を持って追い越す。
4)ペース毎に集団分けする。集合場所は予め判りやすい場所に決めておく。
5)無線などで連絡を取り合い、ペースの調整をする。

運転未熟者の見極めですが、はっきり言うとかなり難しいと思います。 先導者がバックミラーで後のペースを見るにも距離的に限界がありますし、 なにより先導者自身、前方不注意になって事故を起こしてしまいます。 やはり絶対安全なペースで走行しながら、各自が前後の走行者の様子を伺い、 後に、あるいは無線で運転未熟者の情報を主催者に伝えるのが良いと思います。 1番良いのは、未熟者本人から前もって申告してもらう事でしょうね。 事故を防ぐ為ですので、運転に自信の無い方は、恥かしがったりせずに言って下さい。 バカにしたりする人は絶対にいませんので。

【4.すり抜けについて】
 すり抜けはバイクの大きな利点の1つです。
しかし、場合によっては道路交通法違反になってしまう事が多いのも事実。 走っている車を左側から抜く、路肩を走行する事が違反事項となります。 渋滞などで流れが止まっている時で、左側に歩道が有るなどで 路肩走行にならない場合はすり抜けても大丈夫と思います。 ただ、イエローラインを越えたり左右から抜いたり車両の前を横切る行為はNGです。 また、停止線に着く前に信号が青になる場合は、走り出した車と並走状態になり 非常に危ないので、青になるまでの時間にゆとりが有る場合に抜け始めるようにしましょう。 あまり台数が多い場合は停止線で混み合うので、すり抜けは行わないようにしましょう。 ちなみに、ライトON/OFFスイッチをつけてる車両は常にONの状態で!
【5.意思の伝達】
 走行中、自分の意思を走行者や先導者に伝えたい時が有ります。 1番有効なのは無線による連絡ですが、全員が持っていない事のほうが多いと思います。 無線を持っていない場合はハンドサインなどで意思を伝えると良いでしょう。 色々とやり方はあると思いますが、とりあえず例として挙げておきます。

1)ガス欠になりそうな時(走行者・先導者)
ホーンを短く2回鳴らしたあと、パッシングをする。先導者が了解したら、手を挙げるなりして合図をする。
信号などで止まった時に前に行って伝えるのが良いかもしれませんね。

2)休憩に入る時(先導者)
休憩場所の標識を見付けた時点で、コーヒーを飲む仕草をする。 左手をヘルメットのチンガードへ当てて、クイクイと手首をひねる。 漫画「キリン」でもお馴染み(?)のハンドサインですね(^^

3)進路を変更する時(先導者)
行先案内標識の下で大きく指を指し、自分の進路を大げさに変更する。 ウィンカーは早めに出すと良いでしょう。

4)発進する時(先導者、走行者)
先導者は後を振り返り、大きく手を挙げます。 準備が出来ていない走行者は手のひらを横に向けて手を振ります。 準備が出来ている走行者は頷くか何もしないでおきましょう。

無線所持者がいるときは、その人を副先導者として先導者へ伝達すると良いと思います。
なので、無線所持者は集団の中にまんべんなく配置しましょう。
また、ハンドサインを出す時は安全に充分注意して行って下さい。

【6.料金所の通過】
 高速道路や有料道路などで料金所を通過する場合も多いと思います。
バイクだと、財布出すのにも時間が掛かって、後が気になってしまいますよね…。
必要以上に焦る必要は有りませんが、なるべくスムーズに抜けるように心がけましょう。

1)高速道路へ上がる時
料金所は基本的に1番左側を使用しましょう。
チケットを受け取って準備が出来た人から順次発進します。 その後で走行しながら合流しましょう。

2)高速道路から下りる時
上がる時と同じく、料金所は1番左側を使用しましょう。
先の左側にスペースが有るはずなので、そこに寄って一列に停車します。 全員が通過して準備が出来たら、安全を充分確認してから発進します。 台数が多くなるほどゲートと駐輪場所との距離は多めに取りましょう。 あまり長く停めておく事は禁物です。

3)有料道路などの料金所通過
高速道路とは違って料金所が1つしか無く、ハイウェイカードなどが 使用出来ない場合が多いので、全員が料金を支払い終わるまでに時間がかかります。 料金が安い場合に限りますが、先導者が全員分をまとめて払い、後で徴収する方法が有ります。 1番後のバイクがどれであるかを説明して、台数を数えやすいようにゆっくりと通過すると良いと思います。 あまり料金が高い場合はそれぞれが支払い、高速から下りる時と同じ要領で通過しましょう。

【7.道を間違えてしまった時】
 タンクバッグに入れた地図も、走りながらでは見れません!
バイクと迷走は付いて回るものです、楽しみながら付き合いましょう。

迷ったと思ったらその場では止まらず、広い場所を見付けてそこに止まります。 地図を広げて現在地を確認する訳ですが、市街地ならともかく、 山中だと目印が無い場合が多いので確定するのは難しいです。 迷ったと思った時からしばらく走って、次のような目印を探すのも1つの方法です。

1)行先案内標識、道路番号標識
2)川や橋
3)線路や踏み切り
4)電柱に記されている地域名
5)トンネル
6)ガソリンスタンドや特定の建造物

方角は太陽の位置と時間、民家のパラボラアンテナ(南向き)等で分かります。
現在地が分かったらリカバリーです。Uターンで転倒しないように気を付けましょう。

【2】フリー走行時の注意事項
特定の場所に集合し、そこを拠点にして各自が自由に走りを楽しむのがフリー走行です。
もちろん、法定走行に基づいて安全に走る事が前提です。いわゆる暴走行為は厳禁です!
安全に走るとはいえ、事故の可能性は高くなってしまいます。

【1.走行の範囲と時間】
 フリー走行は片道30分程度の範囲に限定するようにしましょう。
あまり広いと、行方不明になってしまった場合の捜索が難しくなってしまいます。 また、走り終えて集合する時間を決めて、それを過ぎても集まらない場合は 先に決めた範囲で手分けして捜索に出るようにしましょう。 途中の駐車場などにいるかどうかや、スリップ痕・ガードレールの破損にも注意します。 捜索の事を考えると、集合地点は走行範囲の中間くらいが良いかもしれません。 それでも見つからない場合は範囲外で事故があった可能性があり、大捜索となってしまいます。 その時点でミーティングは解散となる場合が多いでしょう。 他のメンバーに迷惑をかけないためにも、範囲と時間は守りましょう。 最悪の場合、見つけられずに放っとかれるケースもあるかも知れません。

【2.安全な服装・装備】
 走りを楽しむ際には転倒に備えた服装や装備をするようにしましょう。
フリー走行に限った事ではないですが、長袖長ズボン革グローブは必須です!! ちょっとスポーツ走行を、という方はプロテクターの着用をオススメします。 理想は、ツナギを着用する事でしょう。 バイクへのダメージを少なくするガードやパッド類も装備するとなお良いと思います。 また、応急措置の為に次のものを用意しておくと何かと便利です。

1.車載工具(必須)
2.針金とペンチ
3.ガムテープ(布製が良い)
4.タイラップ(電線類を留める樹脂製の帯)

この4点があれば、レバーやステップが無くともなんとかなります。

【3】集合時の注意事項
【1.走行前の準備】
 イベントの際には必ず集合場所と言うものが有り、そこから団体で行動するわけですから、
給油やお手洗いなど、個人で出来る事は予め済ませとく方が良いでしょう。

【2.集合時間】
 集合時間に遅れる事はそれからのスケジュールを阻害する事になり、最悪の場合 行く予定だった場所に行けなかったり、急いで走って事故に繋がる場合も考えられます。 ある程度の寛容さは必要だと思いますが、おおよそ30分程度が許容範囲ではないでしょうか。 幹事をやる方も、遅れを予め計算して予定を立てると良いと思います。

【3.周囲への迷惑防止】
 何10台もバイクが集まると、自然と周囲の視線が集まります。 周囲に迷惑をかけるような次の行動は慎みましょう。

 1.暖気運転を除く無用な空ぶかし。
 2.リヤタイヤを空転させたりする。(MAXターンなど)
 3.車が通る場所にはみ出して駐輪する。身障者スペースに駐輪する。
 4.駐車場内で試乗などを兼ねて走行する。
 5.タバコ・ゴミのポイ捨てはしない。タバコは携帯灰皿を使用して捨てる。
 6.甚だしい違反改造(芯を抜いたサイレンサーやナンバープレート非装着など)を施した車両での参加。

 最近では迷惑行為を見かけた近隣住民や通行者に通報され、警察沙汰になったりネット内で攻撃されたりするケースも見受けられます。迷惑行為はイベントの参加者に対しても迷惑ですし、S-Forceや一般のライダー達のイメージを低下させるので、絶対に行わない、また、見かけたら注意するようにしましょう。

【4】緊急時(転倒・事故・故障)の対応
走行中に転倒し、怪我や故障が起きるケースも有ると思います。 そのような時には決してあわてないで対応する事が肝心です。

【1.現場対応】
 事故車両を道路の脇や歩道などに移動させます。
負傷者の骨折の有無、意識の有無を確認します。
骨折、意識混濁、痛みを訴えるなどの場合は救急車を呼びます。
特に頭部を打っている場合は、本人が不要といっても病院に連れて行きましょう。
病院は総合病院で診てもらった方が良いです。(設備的に)

相手がいる事故の場合は警察を呼び、指示に従います。

故障車両は上記【2】−2項で書いた応急措置の道具で出来る限り修理しましょう。 折れたレバー類は、スパナなどの工具をあてがってタイラップで締め上げ、 最低4ヶ所を針金で留め、その上からガムテープできつく巻いて固定します。 ブレーキレバーの場合は特に頑丈に行い、ダメそうなら応急措置は諦め、 近くのバイク屋へ行くか呼ぶなりしてレバーを入手しましょう。 曲がった場合は曲げ戻しますが、1箇所では曲げず根元から先端にかけて 曲げる位置を移動させながらゆっくりと曲げ戻して行きます。 操作出来るくらいまで曲げ戻ったら折れない内に止めておきましょう。 その他、次の箇所を特に点検します。

1.ブレーキディスクの曲がり
2.ブレーキフルードの漏れ
3.フロントフォークの曲がり
4.エンジンからのオイル漏れ
5.タイヤの空気圧
6.マフラーの固定バンドやスプリングの切れ
7.ステップホルダーの亀裂の有無

少しでも不安がある場合は無理をせずに、近くのバイク屋さんを呼んで 引き取りに来てもらうようにしましょう。

【2.他メンバーへの連絡】
 事故現場に全てのメンバーが居合わせているとは限りません。 事情を知らないで待っているメンバーに事故のことを連絡しましょう。 ただ、山中での事故では、携帯が繋がらない場合が多いです。 その場合は公衆電話まで行くか、集合時点まで自走して連絡します。 警察や救急車、バイク屋を呼んだ場合は、現地待機しなくてはいません。 負傷者の他に二人以上いる場合は、一人が待機してその他の人が連絡に行きます。 一人だけの場合は捜索が来るのを待つしかないでしょう。 負傷者の状態で判断して、臨機応変に対応してください。




以上、ここに書かれているガイダンスは、こうしてくれという決まりでは有りません。
主催者によって色々とやり方は違うと思いますので、その人なりで結構です。

このガイダンスによって、ツーリングやミーティングが頻繁に行われ、
S-Forceがより楽しく盛り上がる事をS-Force役員一同、願っています。